「がん患者年報2013」の紹介 | |
がん市場は2013年368万人。これが新薬の最大獲得可能患者数である。実際に新薬がどのくらいの市場を獲得できるかは新薬の対象癌腫、効能効果などの特性による。 そこで、新薬上市にあたり、できる限り正確な売上予測をたてることは、経営戦略上重要である。そのために必要なことは、対象となる疾患の患者数を把握することである。しかも、その人数は単に、初発の患者数だけでなく、その後も治療継続しているであろう患者数を含んでいなければ市場として意味がない。がんは初発後も再発・転移があり、また再発予防の意味でも、初回治療後も化学療法剤を投与するケースが普通だからである。 本書では初発患者数は当然だが、初発後も治療を継続している全生存患者数、すなわち市場規模を算出。その数は2013年がん全体で初発88万人、全生存患者数368万人。 胃癌、大腸癌、肺癌など、患者数の多い癌腫19種類について、個別に初発・全生存患者数を算出。2020年まで予測した。算出方法についても詳述。さらに、その他の癌腫についても初発・全生存患者数を算出している。 |
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「がん患者年報2013」の特長 | |
■ 理論値による信頼性抜群の患者数算出 ←自社蓄積データ(患者数)の検証に!! (厚生労働省の人口動態統計と患者調査をデータベースとして使用) |
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■全癌88部位の市場規模完全算出 | |
■主要19癌腫を詳細報告 | |
新薬の市場規模算出(2013年)のプロセス |
Step 1 | 新薬の対象癌腫を特定 効能は1癌腫か、複数癌腫か? 本書で、対象癌腫の最大市場規模=全生存患者数が分かる。 |
Step 2 | 新薬の対象癌腫での効能効果など、制約は? 市場規模を絞る─ 効能範囲は早期癌か進行癌か、あるいはステージ別に分けられるか? または病理組織別に分けられるか? 本書に記載された手術施行率、ステージ別比率、病理組織別比率etc.を抽出。 |
Step 3 | 新薬の市場規模を算出する。 本書から対象癌腫の最大獲得市場規模(最大市場と略)を抽出。 最大市場に新薬の効能効果となる手術施行率、ステージ別比率、病理組織別比率を乗じるだけでOK |
Step 4 | 自社新薬の想定薬価、投与量・期間を計算。 これを確定新薬市場規模に乗じれば2013年推定獲得売上高が分かる。 |
Step 5 | 新薬の有望性を予測する。 算出された2013年の確定新薬市場規模に、2020年までの伸び率(弊社算出)を乗じる。 2013年確定新薬市場規模×伸び率=確定新薬有望性 (←これが求める市場予測!!) |